2018/05/29

2016年の3月11日は、たぶん日曜日、当時のバイト先である書店の営業最終日だった。 ユニクロのからし色のとっくりセーターを着ていったら、異動でもう店舗にはいなかったけれどその日はお店に来ていた元社員さん(Aさん)も同じ色のセーターを着ていておか…

2017/09/17

4辺にそれぞれ力を入れながらスタンプをおすと、内側の図だけが写されるはずのスタンプも、写されないはずの四角い輪郭が図になることがある。とか、その人がりんごをかじったら、そこに歯型がつく。とか 愛ってそういったことなんだろうなと分かった。 愛…

2017/09/01

マルセル・プルースト氏のボットをフォローしている 「どうして彼女は、『わたし、あの趣味があるの』と打ち明けなかったのだろう」(第六篇 逃げ去る女) という今日の正午になされたツイートを読んで、昨晩の出来事を思い出した 「今なんの本を読んでいる…

2017/08/22

N・S・ハルシャ展と、ナイト・オン・ザ・プラネットと、ワン・デイ・イン・ヨーロッパと、渋谷のクリスマス追跡と、二子玉川の電気屋さんと、甲子園と、リップスライム 今ここで生活しているっていうことだけしか同じことはない、ということは、今ここで生…

2017/08/21

溝の口から二子玉川まで歩く。 「二子新地で屋台が出てる」って言ってたのにそこをスルーして多摩川を渡ったのは、雨が降り始める前にレジャーシートを敷いてしまいたかったからだったらしいだから、わたしが中止になりますかねって聞いて「開催はされると思…

2017/08/16

「そうカンタンに言うなよ」って弥次さんが言ってる。 「なあ 今度の件をどう論評する?」「論評ったってなあ…」「リーダー不在の悲劇ってとこですか」「そうカンタンに言うなよ」って、サラサラサラと川に流されながら話している。 江尻之宿。「オリジナル…

2017/08/14

わたしが小学生のとき、授業中とか遠足でバスに乗った時とかに、たまにびびることがあった。いま同じ空間にいる人間は、みんな他人で自分とは何のつながりも無い(あるっちゃあるんだけれど、それは自分の意思とは関係無いからね)ことにびびっていた。幼稚…

2017/08/11

近づいてみれば物質の状態であり、遠退いてみれば観念のシステムである。作品の秘密は、距離の力学にあるって、『余白の芸術』に書いてあったことを覚えている。読んだ本に書いてある大概のことは忘れているけど、そのことはよく覚えていて、よく思い出す。 …

2017/08/09

自分、というか自分が結婚をしてその相手と一緒にひとつの(単位を知らないんだけど)寺を継ぐ、ということが決まっていると、日頃触れるものと自分の境遇を引き寄せて考える癖が身についてしまう 自分の態度や姿勢、これから学ぶべきこと、信仰するってこと…

2017/08/07

服部さんが表紙デザインしていた小説が気になってはいたんだけど、実際に読んではなかったし、そもそも女性作家だと勘違いしていた 先月の頭頃、図書館に寄って、返却直後の本が一時的にストックされている一角を覗いたときに見つけた『問いのない答え』の単…

2017/08/05

案内された席の横に置いてある背の高い植物を見て、その人間は、おじぎそうかなとおもったんだけどほにゃららほにゃらら、と、なにか手を動かしながら口にした。 その後お邪魔したギャラリーを出て大通りに向かうときに、同じ人間が、あ、ケサランパサランだ…

2017/08/03

今日から会社に行かないことになった。 夏休み一日目、冷蔵庫の上の電子レンジの上に煩雑に置いてある物物がまるごと入る箱を買いに行こうと思ったけど、やめた。ある人間が、さらに小さなメジャーを新調するタイミングでもともと持っていた十分小さなメジャ…